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糸リフトの種類

20231123 #ブログ

糸リフトとは

糸リフトというのは、時間と共に溶けていくタイプの糸で美容治療用に加工されたものを、皮膚に入れ込み若返りの効果を期待する治療です。

最近はたるみ治療の主流となってきており、早いと10代後半のとっても若い人でも「予防にやっておきたくて」と希望することがある治療。

美容外科学会でも糸リフトのテクニックは話題の中心ですし、色んなタイプの糸があって、色んなやり方をするドクターがいて、非常にホットな治療です。

ここ最近出て来た新しい治療と思っている方もいらっしゃるかと思いますが、溶ける糸を使った治療はかなり前からあって、美容上級者にはずっと選ばれてた治療なんです。

糸の種類とその効果

糸の種類はその素材によって色々名前がついてますが、素材によって体に吸収されるのにかかる時間が違うので、それによる治療効果の持続が違ってきます。

しかし、どうしても体裁よく見せたいと思うと、持続期間は少しでも長く表記してしまうもの。

ものによっては、「効果は2~3年」と記載されたりしています。一方で、「糸の効果は半年」という言葉を耳にすることがあるのも事実。

判断を難しくしている糸の効果の本当の持続期間は・・・?

「糸をやってみたけれど効果は半年しか持たなかったよ」という人が指している「効果」は、おそらく"糸リフトによってたるみが支えられ、リフトアップしていた期間"のことでしょう。

「この糸の効果は約2~3年になります」と説明する人が指している「効果」は、"糸が皮膚に入ることによってコラーゲンが増生され、そのコラーゲンが元の量に戻ってきて糸もほとんど跡形なく消えるまでの期間"のことでしょう。

簡単に言うと、誰の目からも見てわかる見た目の効果は「半年」かもしれないけれど、その後にも続く糸による見えない効果は「2~3年」と長く続くよ、という話です。

その上で一般的に言われているのは、

・PDO 約1年

・PCL 約2年

・PLA 約2年

という持続期間。糸が溶けてなくなるまでの期間のことですね。

当院の糸リフト

クリニックのメニューを作る際、どの種類の糸を採用するかは結構悩みました。

当院のメニュー「糸リフトショート」は、モノスレッド、ショートスレッド、ショッピングスレッド、美容針などと言われたりする、細くて短い糸のことです。

髪の毛よりも細い糸で、顔全体に何本も入れたり、目周りの繊細な部分にも入れたりすることができます。

特徴は、

・引っ張らない(引っ張れない)

・トゲがついてない(引きつれのリスクがない)

・肌質が良くなる

・自然な引き締まりと引き上がり

・当院のはPDO

一方、「糸リフトロング」は長さも太さもしっかりしていて、見た目にはっきりとわかる効果が欲しい方向けの治療で、その特徴は、

・トゲがあるので引っ張れる

・直後フェイスラインがスッキリしてホホ骨の部分は横に広がって見える(が、時間と共に落ち着く)

・当院はレーザー治療などの熱で劣化しにくいPDOを採用

となっています。

糸リフトロングの素材をPDOにしたのは、どんなに良い治療だったとしてもリスクはゼロではないということを考え、何かマイナスな事象が起こった際に、少しでも早く吸収されるというのは一つ安心できる部分でもあると考えたから。ちなみに有名なブランド糸のテスリフトなどはPDO素材です。

また糸の形状は、私が今まで使って来た中で、使い慣れているタイプのもの、得意とするタイプのものを選びました。

糸リフトの効果は永遠ではないので、ある程度キレイを保とうとするなら繰り返し受けていくことになる治療です。その中でデメリットは最小限に、効果は最大限にと、効率良く結果を出そうと思って選んだ糸です。

糸初心者にも玄人にも問題なく使えますのでぜひお試しください。


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